「富士見森のオフィス」のスタッフとして働き、自らも2020年4月に都内から移住してきた地域おこし協力隊水飼啓子さんと緒方麻弥さん。前半(リンク)では、日々多くの移住希望者と顔を合わせているふたりが、この町の移住者の実際を語っていただきました。後半では、移住前からの経緯とこの町での生活について、ご自身の移住経験を語っていただきます。
<移住して1年、生活や仕事の変化は?>
水飼:移住してきてこの1年間は本当にあっという間でしたね。私はそれまでカメラマンとしてほとんど撮影の仕事しかしてこなかったのですが、イベントを主催したり、企画書を書いたり、こちらでは今までしたことがなかったいろんな仕事をさせてもらっていて、良い経験になっています。
緒方:都会では専門職でも地方ではマルチなスキルが求められることが多いですよね。あと、人との関係性についっても都会との違いは感じます。東京では多くの人と会ってもすぐに忘れちゃうような「薄い」関係が多かったというか。富士見ではもっと濃密で、人との距離感が近いです。その距離感が心地よいというか。
緒方:都会では専門職でも地方ではマルチなスキルが求められることが多いですよね。あと、人との関係性についっても都会との違いは感じます。東京では多くの人と会ってもすぐに忘れちゃうような「薄い」関係が多かったというか。富士見ではもっと濃密で、人との距離感が近いです。その距離感が心地よいというか。
水飼:私は東京にいた頃は、仕事とプライベートで付き合う人たちが全然違ったんですけど、富士見ではそんなことはなくなりました。
緒方:対人関係でのストレスがほとんどんなくなりましたね。なんでだろう? 東京では人づきあいですごく気を遣っていたように思います。そういったストレスがなくなりました。「嫌だな」と思う人が全然いないんですよね。
緒方:対人関係でのストレスがほとんどんなくなりましたね。なんでだろう? 東京では人づきあいですごく気を遣っていたように思います。そういったストレスがなくなりました。「嫌だな」と思う人が全然いないんですよね。
<生活スタイルや休日の過ごしかた>
水飼:森のオフィスのスタッフ勤務は週4日です。それ以外の3日は自由に過ごしていい。私は続けているカメラマンとして撮影の仕事をしたり、近くの森や山に入ってゆっくり過ごしています。
緒方:私は休日は趣味の登山をしたり、地元のお店めぐりをしたりといった感じです。食べ物屋さんも雑貨屋さんもすごくレベルが高くて、1年いても飽きません。
水飼:新鮮な食材を使っているから美味しいですよね。
緒方:そうですね。味もセンスもいいお店がたくさんあります。スーパーやコンビニも町にはたくさんありますし、車さえあれば不便は感じません。
緒方:私は休日は趣味の登山をしたり、地元のお店めぐりをしたりといった感じです。食べ物屋さんも雑貨屋さんもすごくレベルが高くて、1年いても飽きません。
水飼:新鮮な食材を使っているから美味しいですよね。
緒方:そうですね。味もセンスもいいお店がたくさんあります。スーパーやコンビニも町にはたくさんありますし、車さえあれば不便は感じません。
<移住前からの仕事を続けること>
緒方:移住前、私は東京でチョコレートの輸入会社で会社員として働いていました。働くことは好きでしたし、仕事に不満はなく充実していたんですが、さすがに移住を決意した時は辞職を申し出ました。そうしたら「リモートワークでいいので仕事を続けてほしい」と会社が引き止めていただいて。
まだコロナ禍の前でしたし、その会社でもリモートワークをしている人なんて誰もいなかったんですが、特別に認めていただきました。今は業務委託契約でその会社の仕事も継続しています。会社とも「こういう仕事の仕方もあったんだよね」という話になっています。
こちらで移住相談の窓口として移住希望の方とお話しするときも「実際にそういう働き方ができているんですね!」と言っていただけてますし(笑)。
水飼:私はフリーのカメラマンとしてずっと働いていたので、撮影の仕事は富士見でも継続して行なっています。
地元の企業や団体をはじめ、個人の方からも仕事をいただくことが多いのですが、依頼がくると本当にうれしいです。撮影した写真を喜んでいただく人がすごく「近く」にいるので、反応もすぐに感じることができます。東京では、喜んでくれる人の顔が見えづらいな、と感じることもあったので。
まだコロナ禍の前でしたし、その会社でもリモートワークをしている人なんて誰もいなかったんですが、特別に認めていただきました。今は業務委託契約でその会社の仕事も継続しています。会社とも「こういう仕事の仕方もあったんだよね」という話になっています。
こちらで移住相談の窓口として移住希望の方とお話しするときも「実際にそういう働き方ができているんですね!」と言っていただけてますし(笑)。
水飼:私はフリーのカメラマンとしてずっと働いていたので、撮影の仕事は富士見でも継続して行なっています。
地元の企業や団体をはじめ、個人の方からも仕事をいただくことが多いのですが、依頼がくると本当にうれしいです。撮影した写真を喜んでいただく人がすごく「近く」にいるので、反応もすぐに感じることができます。東京では、喜んでくれる人の顔が見えづらいな、と感じることもあったので。
<これから目指すことは?>
緒方:今一番やりたいことは、移住者と地元の人をつなげることです。移住者どうしの交流はたくさんあると感じていますが、ずっと富士見町にいた地元の人とのつながりはまだまだ。
具体的には「学びの場」を作ろうと考えています。地元のお年寄りの方々に、たとえば漬物の作り方を教えていただくワークショップとか、逆に移住者が持っているITやクリエイティブのスキルを地元の人と共有したり、そのような場づくりをしていきたいと思います。
具体的には「学びの場」を作ろうと考えています。地元のお年寄りの方々に、たとえば漬物の作り方を教えていただくワークショップとか、逆に移住者が持っているITやクリエイティブのスキルを地元の人と共有したり、そのような場づくりをしていきたいと思います。
オンラインイベントで料理アシスタントをする緒方さん
水飼:私は、移住される方が増えるだけではなくて、富士見町を好きになってくれる人をたくさん作りたいです。「関係人口」とよく言いますが、定期的に都会から遊びに来てくれるような人、この地域のことを少しずつ知ってくれる人を増やしたい。
今はオンラインでこの地域のことを発信する「森の遊び小屋」というイベントを定期的に行なっています。これは、地域の食材をイベント参加者の方に郵送して、zoomで皆でつなげて食材を一緒に料理をしながら、この地域に住んでいる人たちとおしゃべりをするといったものです。今はオンラインツールが普及したので、どこにいてもこの地域のことを知ってもらう機会が増えました。
今はオンラインでこの地域のことを発信する「森の遊び小屋」というイベントを定期的に行なっています。これは、地域の食材をイベント参加者の方に郵送して、zoomで皆でつなげて食材を一緒に料理をしながら、この地域に住んでいる人たちとおしゃべりをするといったものです。今はオンラインツールが普及したので、どこにいてもこの地域のことを知ってもらう機会が増えました。
企画したデュアルライフツアーの参加者を案内する水飼さん
<最後に移住希望者にメッセージを>
緒方・水飼:富士見の良さは「人」につきると思っています。八ヶ岳の自然や新鮮な食材などはもちろんですが、本当におもしろくておだやかな人が多いです。ぜひ一度富士見に遊びにいらしてください。私たちが森のオフィスでお迎えします!(笑)
(了)
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