1年、とりあえず2拠点生活をやってみよう

須田真彦さん 須田暁子さんご夫妻

今回取材させていただいたのは、4人家族で富士見に移住してこられた須田真彦さんと須田暁子さんです。お2人は2020年の7月に東京と富士見町の2拠点生活をスタートさせました。真彦さんはソフトウェアエンジニア、暁子さんは絵本作家をされています。
東京都心ど真ん中の新宿区から富士見町への移住を決めた経緯や、現在の生活の様子をおうかがいしました。

よろしくお願いします。まずはお2人のことを簡単に教えていただけますか。

真彦さん:
出身は 茨城県牛久市というところですね。大仏で有名な。いわゆる都心のベッドタウン、住宅街です。近くには牛久沼があったり森林があったり、自然環境はいいところでした。
大学入学に合わせて上京をしまして、武蔵野美術大学でグラフィックデザインを勉強していたのですが、そこで妻と出会って卒業して間もなく結婚しました。
卒業後に印刷会社に就職して、美大で学んだことを生かして“デザイナー”として仕事をしていたんですが、2016年ぐらいに社会人大学院でシステムエンジニアリングとか機械学習とか人工知能なんかを学び直して、今はフリーランスの“エンジニア”として活動しています。
今年で40歳になります。
主な仕事内容はWebエンジニアとソフトウェア開発が半々ぐらい。
主に開発しているのはCADソフトウェアのプラグインの制作です。
Webの方の仕事だとホームページの制作が多いですね。最近だと、大手携帯会社さんのWEBサイト制作にしばらく携わっていました。
真彦さん:
出身は 茨城県牛久市というところですね。大仏で有名な。いわゆる都心のベッドタウン、住宅街です。近くには牛久沼があったり森林があったり、自然環境はいいところでした。
大学入学に合わせて上京をしまして、武蔵野美術大学でグラフィックデザインを勉強していたのですが、そこで妻と出会って卒業して間もなく結婚しました。
卒業後に印刷会社に就職して、美大で学んだことを生かして“デザイナー”として仕事をしていたんですが、2016年ぐらいに社会人大学院でシステムエンジニアリングとか機械学習とか人工知能なんかを学び直して、今はフリーランスの“エンジニア”として活動しています。
今年で40歳になります。
主な仕事内容はWebエンジニアとソフトウェア開発が半々ぐらい。
主に開発しているのはCADソフトウェアのプラグインの制作です。
Webの方の仕事だとホームページの制作が多いですね。最近だと、大手携帯会社さんのWEBサイト制作にしばらく携わっていました。
真彦さんの主な職場は自宅。富士見町の森のオフィスもワークスペースとして利用される事もあるそう。

絵本作家をされている暁子さんも、美大出身ですよね。どのようなきっかけで絵本作家になられたんですか?

暁子さん:
私も卒業して一度は印刷会社に就職しました。1年くらい印刷物のデザインをやっていました。
それから2人で一緒にドイツのベルリンに1年間ワーキングホリデービザで滞在したんです。
当時からイラストの仕事をやったりしながら、“遊学”というか、長い旅行みたいな感じでしたけど。
絵本は大学在学中から描いていましたが、ドイツから帰国後に応募した、とあるコンペで賞をいただくことができたんです。2008年ぐらいかな。賞をいただいた作品が出版されることになって作家デビューすることができました。それからは1年に1冊ぐらいのペースで絵本を出版しています。
暁子さん:
私も卒業して一度は印刷会社に就職しました。1年くらい印刷物のデザインをやっていました。
それから2人で一緒にドイツのベルリンに1年間ワーキングホリデービザで滞在したんです。
当時からイラストの仕事をやったりしながら、“遊学”というか、長い旅行みたいな感じでしたけど。
絵本は大学在学中から描いていましたが、ドイツから帰国後に応募した、とあるコンペで賞をいただくことができたんです。2008年ぐらいかな。賞をいただいた作品が出版されることになって作家デビューすることができました。それからは1年に1冊ぐらいのペースで絵本を出版しています。
富士見町に作った暁子さんのアトリエ。

環境を変えたいなと思って色々と考えてはいた

では、おふたりともフリーランスでお仕事されているんですね。富士見町に移住されるきっかけは?

暁子さん:
そうですね。長らく2人で東京の新宿の賃貸に住んでいたんです。2人とも家でする仕事なので、昼も夜もずーっと一緒に家にいるっていう生活が・・・。ちょっとどうなんだろうということで(笑)環境を変えたいなと思って色々と考えてはいたんです。作家仲間の何人かで新宿の家の近くに“共同アトリエ”として物件を借りて、1年ぐらいそこで仕事をしていたんですけど、そのうちコロナになっちゃったりして他の皆さんも通うのが難しい状況になって・・・、結局“共同アトリエ”も続かなくなってしまったんです。
上の子が今3歳半。2人目の子どもも生まれて、家族も4人になったので、もうちょっと広いところに引っ越したいねって。

真彦さん:
2人ともフリーで割と自由が利くということもあって、いろんなところに行ってとりあえず見てみようっていう話はしていました。

暁子さん:
富士見以外にも、関東近郊はいろいろまわりました。葉山とか逗子とか、都内では中央線の荻窪あたりとか。ちょこちょこ物件をチェックして見に行ったりしていましたね。
暁子さん:
そうですね。長らく2人で東京の新宿の賃貸に住んでいたんです。2人とも家でする仕事なので、昼も夜もずーっと一緒に家にいるっていう生活が・・・。ちょっとどうなんだろうということで(笑)環境を変えたいなと思って色々と考えてはいたんです。作家仲間の何人かで新宿の家の近くに“共同アトリエ”として物件を借りて、1年ぐらいそこで仕事をしていたんですけど、そのうちコロナになっちゃったりして他の皆さんも通うのが難しい状況になって・・・、結局“共同アトリエ”も続かなくなってしまったんです。
上の子が今3歳半。2人目の子どもも生まれて、家族も4人になったので、もうちょっと広いところに引っ越したいねって。

真彦さん:
2人ともフリーで割と自由が利くということもあって、いろんなところに行ってとりあえず見てみようっていう話はしていました。

暁子さん:
富士見以外にも、関東近郊はいろいろまわりました。葉山とか逗子とか、都内では中央線の荻窪あたりとか。ちょこちょこ物件をチェックして見に行ったりしていましたね。

富士見町主催の2拠点生活体験ツアーに参加

真彦さん:
僕はずっとシェアオフィスを探していたんですよ。実は「森のオフィス」のことは結構前から知っていました。たまたま「森のオフィス」のサイトを見つけて「富士見町にこんなところがあるんだー」って。
真彦さん:
僕はずっとシェアオフィスを探していたんですよ。実は「森のオフィス」のことは結構前から知っていました。たまたま「森のオフィス」のサイトを見つけて「富士見町にこんなところがあるんだー」って。
「森のオフィス」
長野県諏訪郡富士見町にオープンした、個室型オフィス 、コワーキングスペース、会議室、食堂を備えた複合施設。
暁子さん:
新宿でもいくつかシェアオフィスを見に行ったけど、あんまり肌に合わなかったんだよね?

真彦さん:
そう。それでずっと「森のオフィス」が頭に引っかかっていたんです。
それから時間が経って、じゃあ移住先を探してみようかという話になった時に、そういえば富士見町に「森のオフィス」っていうのがあったなあ・・・と思い出したんです。
それで、そのときにちょうど富士見町主催の2拠点生活体験ツアーというのがあったので行ってみようと思い立ちました。それがちょうど2年くらい前です。コロナの流行が始まってからですね。

暁子さん:
私達がこちらに引っ越して来たのが2020年の7月。その半年ぐらい前にツアーに参加したのかな。
家族も4人になるので、もうちょっと広いところに引っ越したいねって。2021年の4月に2人目の子が生まれる予定だったので、その辺までには決めたいね、みたいなことを話していました。

真彦さん:
そうして2拠点生活体験ツアーに参加してみて「富士見町、結構いいよね?」と。
彼女が「富士見に行ってみてもいいかな」と発言したのを真に受けて(笑)早速物件情報を探し始めたら、ここが見つかったんです。「この物件はめったにでないぞ!」って思って。日々検索していてもなかなかいいものが見つからない中で「ここしかないぞ!」と感じた物件がここだったんですよ。すぐに、とりあえず借りちゃいました。初めは1週間おきに東京と富士見を行ったり来たりしていたんです。2拠点生活ですね。

暁子さん:
新宿でもいくつかシェアオフィスを見に行ったけど、あんまり肌に合わなかったんだよね?

真彦さん:
そう。それでずっと「森のオフィス」が頭に引っかかっていたんです。
それから時間が経って、じゃあ移住先を探してみようかという話になった時に、そういえば富士見町に「森のオフィス」っていうのがあったなあ・・・と思い出したんです。
それで、そのときにちょうど富士見町主催の2拠点生活体験ツアーというのがあったので行ってみようと思い立ちました。それがちょうど2年くらい前です。コロナの流行が始まってからですね。

暁子さん:
私達がこちらに引っ越して来たのが2020年の7月。その半年ぐらい前にツアーに参加したのかな。
家族も4人になるので、もうちょっと広いところに引っ越したいねって。2021年の4月に2人目の子が生まれる予定だったので、その辺までには決めたいね、みたいなことを話していました。

真彦さん:
そうして2拠点生活体験ツアーに参加してみて「富士見町、結構いいよね?」と。
彼女が「富士見に行ってみてもいいかな」と発言したのを真に受けて(笑)早速物件情報を探し始めたら、ここが見つかったんです。「この物件はめったにでないぞ!」って思って。日々検索していてもなかなかいいものが見つからない中で「ここしかないぞ!」と感じた物件がここだったんですよ。すぐに、とりあえず借りちゃいました。初めは1週間おきに東京と富士見を行ったり来たりしていたんです。2拠点生活ですね。

マンションの一階がいい、という希望があったんです。新宿では6階に住んでいたので下の人にちょっとうるさいって怒られたりして・・・子供が走り回りますからね。

2拠点生活は、こちらに移住するための準備期間のようなイメージだったんでしょうか。

真彦さん:
そうですね。子供が産まれて間もなくてバタバタが続いていたのもあり、完全に引っ越しできなかったっていうのもあったんです。移住の準備を徐々に進めるために2拠点生活をしてきたという意味合いも強いです。

暁子さん:
それに、結構都会での生活が気に入っていたので、いきなり田舎生活に完全に移行するのはちょっと抵抗があったということも理由です。2人だけだったころは旅行も好きで結構しましたし、これまでは、あまり一箇所に落ち着くような生活ではなかったんですよね。

真彦さん:
そういうこともあり、とりあえず新宿の家は残しておきました。都会の生活も一応残すことで、気持ちの準備ができるかなと。

暁子さん:
はじめは、1年とりあえず2拠点生活をやってみよう、みたいな話だったんですよ。
2人だけだったら・・・まあそのまま新宿にいたかもしれないね。

真彦さん:
2人だけだったら、ずっと2拠点生活で行ったり来たりしていたかもしれないですね。
真彦さん:
そうですね。子供が産まれて間もなくてバタバタが続いていたのもあり、完全に引っ越しできなかったっていうのもあったんです。移住の準備を徐々に進めるために2拠点生活をしてきたという意味合いも強いです。

暁子さん:
それに、結構都会での生活が気に入っていたので、いきなり田舎生活に完全に移行するのはちょっと抵抗があったということも理由です。2人だけだったころは旅行も好きで結構しましたし、これまでは、あまり一箇所に落ち着くような生活ではなかったんですよね。

真彦さん:
そういうこともあり、とりあえず新宿の家は残しておきました。都会の生活も一応残すことで、気持ちの準備ができるかなと。

暁子さん:
はじめは、1年とりあえず2拠点生活をやってみよう、みたいな話だったんですよ。
2人だけだったら・・・まあそのまま新宿にいたかもしれないね。

真彦さん:
2人だけだったら、ずっと2拠点生活で行ったり来たりしていたかもしれないですね。

完全に拠点は富士見町になりました

では、最近まで2拠点生活を続けていたんですね。

暁子さん:
そうですね。1年とすこし。今は完全に拠点はこっちになりました。
子供の保育園の問題も、こちらに来てみたら一時保育とか個人的に預かってくれる人が現れたりして、本当に良い出会いがあって。
暁子さん:
そうですね。1年とすこし。今は完全に拠点はこっちになりました。
子供の保育園の問題も、こちらに来てみたら一時保育とか個人的に預かってくれる人が現れたりして、本当に良い出会いがあって。

暁子さんが、新宿の拠点はもうなくてもいいやと思ったきっかけってなんだったんですか?

暁子さん:
そうですねえ。子供が1歳と3歳だし、それにコロナの問題とかもあったりして、東京と富士見を行ったり来たりが難しいから、ひとまず新宿の家は手放して一旦精算しようという感じです。
でも、完全に都会の生活はもういいや、っていう感じではないんです。子供が小さいうちはこっちで育てようと。こっちには自然もいっぱいで子どもたちも楽しいかなとおもって。何年か先になったらその時にまた考えようと思っているんです。
暁子さん:
そうですねえ。子供が1歳と3歳だし、それにコロナの問題とかもあったりして、東京と富士見を行ったり来たりが難しいから、ひとまず新宿の家は手放して一旦精算しようという感じです。
でも、完全に都会の生活はもういいや、っていう感じではないんです。子供が小さいうちはこっちで育てようと。こっちには自然もいっぱいで子どもたちも楽しいかなとおもって。何年か先になったらその時にまた考えようと思っているんです。

新宿に比べて富士見の方が子育てがしやすそうだったとか?

暁子さん:
そうですね。すぐ近くにすごく綺麗なところがいっぱいあるから、子供連れて家族で出かけたりはしやすくなりましたね。人混みもないし。
暁子さん:
そうですね。すぐ近くにすごく綺麗なところがいっぱいあるから、子供連れて家族で出かけたりはしやすくなりましたね。人混みもないし。

実際に富士見町に1年間暮らしてみていかがですか?

真彦さん:
登山のために来ていた時には見えていなかった地元の人の生活を初めて知りました。温かい人がいっぱいいらっしゃいますね。移住者も多いですし。そこはとても新鮮でした。すごく、今は幸せですね。

暁子さん:
富士見町って、どんな町かなぁ?
そうですねえ。町の規模が小さいというのが都会とはやっぱり全然違っていますね。ちょっとスーパーに行ったら何人もの知り合いに会っちゃう、みたいな(笑)そういう距離の近さみたいなのが面白い点でもあり、小さな町の特徴だなぁと思っています。

真彦さん:
登山のために来ていた時には見えていなかった地元の人の生活を初めて知りました。温かい人がいっぱいいらっしゃいますね。移住者も多いですし。そこはとても新鮮でした。すごく、今は幸せですね。

暁子さん:
富士見町って、どんな町かなぁ?
そうですねえ。町の規模が小さいというのが都会とはやっぱり全然違っていますね。ちょっとスーパーに行ったら何人もの知り合いに会っちゃう、みたいな(笑)そういう距離の近さみたいなのが面白い点でもあり、小さな町の特徴だなぁと思っています。

子育てしていると、そういう小さな町ならではの特徴がいいんだろうなあ、と思ったりもしますね。みんなで子供を見てくれるというか。

暁子さん:
そうですね。知り合いのそのまた知り合いに子供を預かってくださる方が見つかったりとか。ちょっと都会ではありえないなーっていう出会いがいっぱいあって。それはすごく面白いです。
暁子さん:
そうですね。知り合いのそのまた知り合いに子供を預かってくださる方が見つかったりとか。ちょっと都会ではありえないなーっていう出会いがいっぱいあって。それはすごく面白いです。

移住先の人間関係とかご近所付き合いとか、そういう心配をされて移住をためらっている方の話はよく聞きますけど、いかがでしたか。

真彦さん:
移住先の人間関係が未知数だということは懸念点でしたね。それまで富士見には縁もゆかりもなかったし。親戚も友達もいなかったので。

暁子さん:
でも、「森のオフィス」を中心に、移住者とか地元の面白い方が集まってくるじゃないですか。私はこちらで知り合って仲良くなった友達と女子だけでゆるいハイキングに出かけたりとかもしています。冬にはアイゼンつけて北横岳に登ってみたり。移住前には考えてもいなかった楽しみができたりして。
真彦さん:
移住先の人間関係が未知数だということは懸念点でしたね。それまで富士見には縁もゆかりもなかったし。親戚も友達もいなかったので。

暁子さん:
でも、「森のオフィス」を中心に、移住者とか地元の面白い方が集まってくるじゃないですか。私はこちらで知り合って仲良くなった友達と女子だけでゆるいハイキングに出かけたりとかもしています。冬にはアイゼンつけて北横岳に登ってみたり。移住前には考えてもいなかった楽しみができたりして。

旦那さんの方は、こっちに来てますます山に登っているとか?

真彦さん:
本当はもっと行きたいんですよ(笑)

暁子さん:
夜中に起きてみたらいなかったなんてことも(笑)変な時間に起きて夜中に山登りして朝帰ってくる、みたいなことを何回かやっていました。

真彦さん:
今は子供2人とも保育園に行っていますけど、移住してからその翌年の4月までは自分自身の時間とか一人の時間がほとんどなかったんです。でも、山の近くに移住したばかりということもあり、山に行きたいエネルギーが溜まっていて(笑)これはもう、夜中みんなが寝ている時間に行くしかないだろうと思って。ヘッドライトつけて。
真彦さん:
本当はもっと行きたいんですよ(笑)

暁子さん:
夜中に起きてみたらいなかったなんてことも(笑)変な時間に起きて夜中に山登りして朝帰ってくる、みたいなことを何回かやっていました。

真彦さん:
今は子供2人とも保育園に行っていますけど、移住してからその翌年の4月までは自分自身の時間とか一人の時間がほとんどなかったんです。でも、山の近くに移住したばかりということもあり、山に行きたいエネルギーが溜まっていて(笑)これはもう、夜中みんなが寝ている時間に行くしかないだろうと思って。ヘッドライトつけて。

・・・相当な山好きですね。

暁子さん:
最近はね、マウンテンバイクも買っちゃったりして・・・。去年は冬の山にクライミングに行って凍傷を作って帰ってきたんです。顔もまるでヒマラヤから帰ってきた人みたいになっていて。

真彦さん:
それから、”アドベンチャーレース”っていうトライアスロンのアウトドア版みたいな競技があるんですよ。トレランとマウンテンバイクとカヤックとかの複合競技なんです。それのためのトレーニングをしているんですけど、ここら辺はトレーニングするには最高の環境ですね。
暁子さん:
最近はね、マウンテンバイクも買っちゃったりして・・・。去年は冬の山にクライミングに行って凍傷を作って帰ってきたんです。顔もまるでヒマラヤから帰ってきた人みたいになっていて。

真彦さん:
それから、”アドベンチャーレース”っていうトライアスロンのアウトドア版みたいな競技があるんですよ。トレランとマウンテンバイクとカヤックとかの複合競技なんです。それのためのトレーニングをしているんですけど、ここら辺はトレーニングするには最高の環境ですね。

富士見での仕事について

お仕事に関してはどうですか?多分、暁子さんは真彦さんとはまた全然違う感覚だとは思うんですけど。

暁子さん:
私も、ずっとアトリエをもちたいっていうのがあったんです。こちらに来てからすぐに富士見町駅前の「mountain bookcase」っていう本屋さんのところに行って「アトリエにできる物件ないかなあ」みたいなことをぼやいたら、「そこが空いてるよー」みたいな感じで、本屋さんの隣の隣の物件を教えてもらったんです。大家さんのところに交渉に行ったら本当に安く貸していただいて。以前はお店をやられていたんですけど、もう閉じてしまってそのままになっていたんです。集中して一人で仕事ができるスペースもあって、それは本当に良かったなぁと思って。お貸しいただけるとこになって、お片付けもしていただけて。そういう縁もあって、都会じゃなかなかできないこともできたりして。

真彦さん:
それも「mountain bookcase」さんがすごく頑張って話を通してくれたんです。ほんとに、皆さんのご協力のおかげです。そういえば、ご縁でつながった仕事で言うと、原村で絵本の原画展もやったよね?

暁子さん:
そうです。「mountain bookcase」さんのつながりで原村の「小さな絵本美術館」で展示をさせていただいたんです。2ヶ月ぐらいやってくれて。結構みんな来てくれたんです。なんかそういうつながりというか、ご縁があったりして良かったなぁと思って。それに、子育て中で作業時間はすごく減ったんですけど、自分の作業場ができたことで環境が整って結構仕事も捗るっていうのは、こっちに来てすごく良かったなぁと思っています。
暁子さん:
私も、ずっとアトリエをもちたいっていうのがあったんです。こちらに来てからすぐに富士見町駅前の「mountain bookcase」っていう本屋さんのところに行って「アトリエにできる物件ないかなあ」みたいなことをぼやいたら、「そこが空いてるよー」みたいな感じで、本屋さんの隣の隣の物件を教えてもらったんです。大家さんのところに交渉に行ったら本当に安く貸していただいて。以前はお店をやられていたんですけど、もう閉じてしまってそのままになっていたんです。集中して一人で仕事ができるスペースもあって、それは本当に良かったなぁと思って。お貸しいただけるとこになって、お片付けもしていただけて。そういう縁もあって、都会じゃなかなかできないこともできたりして。

真彦さん:
それも「mountain bookcase」さんがすごく頑張って話を通してくれたんです。ほんとに、皆さんのご協力のおかげです。そういえば、ご縁でつながった仕事で言うと、原村で絵本の原画展もやったよね?

暁子さん:
そうです。「mountain bookcase」さんのつながりで原村の「小さな絵本美術館」で展示をさせていただいたんです。2ヶ月ぐらいやってくれて。結構みんな来てくれたんです。なんかそういうつながりというか、ご縁があったりして良かったなぁと思って。それに、子育て中で作業時間はすごく減ったんですけど、自分の作業場ができたことで環境が整って結構仕事も捗るっていうのは、こっちに来てすごく良かったなぁと思っています。

絵本を拝見したんですけど、完全に子供向けでもない感じですね。大人向けでもあり子供向けでもある、というか。

暁子さん:
そうですね。そうだといいなと思って作っています。私は、子供にだけ向けたエンターテインメントみたいなのがちょっと苦手なので・・・。誰にでも楽しめるっていうのがいい絵本だなと思って作っています。
この本は、リトグラフっていう版画でやっているんですけど、東京にいる時は版画工房に通って制作していたんです。それが今はもう自分のところにプレス機をいれて環境を整えたんで、アトリエで制作しています。
暁子さん:
そうですね。そうだといいなと思って作っています。私は、子供にだけ向けたエンターテインメントみたいなのがちょっと苦手なので・・・。誰にでも楽しめるっていうのがいい絵本だなと思って作っています。
この本は、リトグラフっていう版画でやっているんですけど、東京にいる時は版画工房に通って制作していたんです。それが今はもう自分のところにプレス機をいれて環境を整えたんで、アトリエで制作しています。
アトリエでリトグラフを製作中の暁子さん。東京では版画工房に通う必要があった。

真彦さんの方は、お仕事へのいい影響はありましたか?

真彦さん:
もともとリモートなのであんまり変化してないっていうのは正直なところです。
でも「森のオフィス」で仕事したり、家で仕事したりと、気分転換にちょっと環境を変えたりできるのでやりやすいっていうのはありますね。それに、「森のオフィス」にいることでお仕事の話をいただいたり、そういうところは面白いですね。

暁子さん:
意外と東京にいるより、職種が違う方々との交流をとおして、“この人はこういうことができる”ということを知ってもらう機会が多くありますね。

真彦さん:
お客さんと直接顔を合わせたりとかって、都内だと実は結構難しかったりするじゃないですか。下請け、孫請けとかになっちゃって、お客さんの顔が見えない事が多くて。こっちでは直接コミュニケーション取れるのがとてもいいです。
真彦さん:
もともとリモートなのであんまり変化してないっていうのは正直なところです。
でも「森のオフィス」で仕事したり、家で仕事したりと、気分転換にちょっと環境を変えたりできるのでやりやすいっていうのはありますね。それに、「森のオフィス」にいることでお仕事の話をいただいたり、そういうところは面白いですね。

暁子さん:
意外と東京にいるより、職種が違う方々との交流をとおして、“この人はこういうことができる”ということを知ってもらう機会が多くありますね。

真彦さん:
お客さんと直接顔を合わせたりとかって、都内だと実は結構難しかったりするじゃないですか。下請け、孫請けとかになっちゃって、お客さんの顔が見えない事が多くて。こっちでは直接コミュニケーション取れるのがとてもいいです。

ところで、昔は地方に移住すると収入も減るみたいなイメージがありましたけど、いかがですか?

暁子さん:
それは幸い、仕事柄、2人ともあまり変わりませんね。仕事の内容も収入も同じ感じです。
暁子さん:
それは幸い、仕事柄、2人ともあまり変わりませんね。仕事の内容も収入も同じ感じです。

自宅でできるお仕事をされている方なんかはそういう心配はあまりないですもんね。

暁子さん:
そうですよね。収入の変化の心配があると、移住は結構勇気がいりますよね。
暁子さん:
そうですよね。収入の変化の心配があると、移住は結構勇気がいりますよね。

その時その時のライフイベントに合わせて柔軟に変化していきたい

今後の目標、って言ったらちょっと硬いですけど、今後は富士見町でこんな風に暮らしてきたいみたいなイメージはありますか?

真彦さん:
昨日たまたま2人でその話をしていたんですよ(笑)
とりあえず、今はやっぱり子育てが生活の中の結構な部分を占めていて。それには楽しい面もあり大変な面もあるんですが、この先、まあ2〜3年は今の状況のままでいけるかな?と安心してはいるんです。
でも、その先はちょっと本当に未知数でわからないですね。
住居はこのまま賃貸で、という感じで考えています。子育てであったり仕事であったり、その時その時のライフイベントに合わせて柔軟に住むところも変化させていけたらなと思っているんですよね。

暁子さん:
ふたりとも長期的に計画をたてるのがちょっと苦手なので(笑)それに、身軽でいたいっていうのはありますね。
今は本当に今の生活が気に入っているんですけど、数年後に子供が大きくなったらその時にまた考えようかな、っていう感じです。
真彦さん:
昨日たまたま2人でその話をしていたんですよ(笑)
とりあえず、今はやっぱり子育てが生活の中の結構な部分を占めていて。それには楽しい面もあり大変な面もあるんですが、この先、まあ2〜3年は今の状況のままでいけるかな?と安心してはいるんです。
でも、その先はちょっと本当に未知数でわからないですね。
住居はこのまま賃貸で、という感じで考えています。子育てであったり仕事であったり、その時その時のライフイベントに合わせて柔軟に住むところも変化させていけたらなと思っているんですよね。

暁子さん:
ふたりとも長期的に計画をたてるのがちょっと苦手なので(笑)それに、身軽でいたいっていうのはありますね。
今は本当に今の生活が気に入っているんですけど、数年後に子供が大きくなったらその時にまた考えようかな、っていう感じです。

じゃあ、もしかしたらまた東京に戻るかもしれないと。

真彦さん:
いや、僕はそれはないと思います(笑)
真彦さん:
いや、僕はそれはないと思います(笑)

(笑)やっぱり、この山の近くの生活が気に入ってらっしゃるんですね。

暁子さん:
(笑)山の近くが私も気に入っているんですけど、やっぱり都会は都会の、こっちはこっちのいいところがあるので、二拠点生活が理想かなと思っています。
暁子さん:
(笑)山の近くが私も気に入っているんですけど、やっぱり都会は都会の、こっちはこっちのいいところがあるので、二拠点生活が理想かなと思っています。
今回は須田真彦さんと須田暁子さんご夫妻に、富士見町のご自宅でお話を伺いました。
山に行きたいエネルギーが溜まりすぎて家族が寝静まった夜中に登りに行ってしまうほど山好きの真彦さんと、それを呆れながらも優しく見つめる笑顔が印象的な暁子さん。
富士見町の豊かな自然と美しい山々、そしてこれから出会うひとびとがインスピレーションとなって、家族4人で描く新たな物語を楽しみにしています。
今回は須田真彦さんと須田暁子さんご夫妻に、富士見町のご自宅でお話を伺いました。
山に行きたいエネルギーが溜まりすぎて家族が寝静まった夜中に登りに行ってしまうほど山好きの真彦さんと、それを呆れながらも優しく見つめる笑顔が印象的な暁子さん。
富士見町の豊かな自然と美しい山々、そしてこれから出会うひとびとがインスピレーションとなって、家族4人で描く新たな物語を楽しみにしています。
富士見町では、移住に関する相談を常時受け付けています。
興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

富士見町役場 総務課企画統計係 富士見ウツリスムステーション
(TEL)090-1119-9332
mail: utsurisumu@town.fujimi.lg.jp
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