【移住×開業】誰も教えてくれない「お金の話」全部出します

駅前ワインバー Heptapod ペロさん

この記事でわかること

駅前の元・床屋物件を 200万円 で手に入れるまでに何があったか?

● 改修が 600万円のはずが1500万円 までいった理由と、それでも
「良心的」と言われた話
● 2階は 民泊(改修400万円) で家賃収入。合計 約1900万円 の内訳
● 賃貸50万円から始めた1軒目 が「モデルルーム」だった理由
● ウツリスム が間に入った物件探しと、融資・補助金のリアル

 ペロさんの一言
 「開業するためのお金の話は、誰も教えてくれない」

移住してきて「毎日、気分がいい」。 富士見町の駅前に、念願のワインバー Heptapod(ヘプタポッド) をオープンしたペロさん。
「移住してお店を開きたい」と考えている方にとって、いちばん聞きにくい
お金と物件の話 を、数字ごと赤裸々に教えてくれました。

Q1. Heptapod(ヘプタポッド)は、どんなお店?

地元の人が、ゆっくり美味しいワインを飲むためのお店です。

ワインはすべてナチュールワイン。世界各国のものに加え、日本ではなかなか
手に入らない銘柄もそろえています。
おすすめは マグナムボトル。ボトルが大きいほど発酵がゆっくり進み、
味わいが深まるのだそうです。

ワインに合うお料理やデザートもご用意しています。

Q2. 元・床屋の物件、いくらで買った?

200万円です。

ただし、残置物・床屋の道具・椅子まですべてこちらで処分する条件でした。
処分はかなり大変でした。
ここで役に立ったのが近隣の方々の助けです。

さまざまな業者を紹介してもらいながら、1人では難しいものは
業者に解体・処分を依頼し、 軽トラに積めるものは大型ゴミ処理場に5回も運びました。

Q3. 改修の予算600万円が、なぜ1500万円までいった?

外壁のレンガが可愛く、残したかった・・・。
でも崩れて危険だったためスケルトンに切り替えました。
当初の予算は 600万円。地元の「角大工務店」さんにお願いしました。

ところが解体してみると、柱が5本も腐っていることが判明。
改修は想定を大きく超え、最終的に1500万円まで膨らみました。

そのうえで、お客さんの中に大工さんがいて、見積もりを見てもらったところ
「良心的だよ」の一言。ひと安心できたそうです。

ここがポイント!: 移住直後は知らないことが多いので、
見積もりなどは地元の別の専門家に一度見てもらうと、安心につながります。

Q4. 2階はどうした?民泊の改修費は?

予算の余裕がなかったため、2階は家賃収入でまわすことに。
民泊として貸し出しており、移住を検討している方の長期滞在 にも使われています。
キッチン・お風呂・洗濯機も完備で、プチ移住体験にも。

2階の改修費は 400万円。1階ワインバーと合わせ、
改修まわりの合計は 約1900万円 です。

Q5. この物件にどう出会った?「2軒目」のストーリー

実はHeptapodは2軒目なのです。

最初は賃貸で、改修費50万円でワインバーを始めました。
しかし2階で広すぎて客数が伸びず、ワンオペでは限界を感じ、物件を探す決意をしました。
「いい物件があれば教えてください」と周りの人に伝えまくりました。
もちろん、ウツリスムの方にもお願いしました。

すると商店街の別のオーナーから「床屋さんが空きそう」という情報が入り、
ウツリスムさんに間に入ってもらい交渉が成立。

以前のお店をウツリスムさんがよく知ってくれていたからこそ、
この物件が「合うかどうか」を一緒に判断できたことも大きかったと思っています。

ペロさんの言葉:「賃貸の店はモデルルームでした!」

ここがポイント: いきなり完璧な物件を狙わず、賃貸で小さく始めて土地に馴染み、自分を知ってもらってから 理想の物件を探した。

Q6. 開業資金はどう集めた?補助金・融資の話

コロナ禍に 国からの補助金200万円がおり、信用力が高まり、
信用金庫からの融資が実現しました。

事業資金は 7年で2000万円返済 の計画です。
その手前では、地元商工会議所の方にさまざま相談に乗ってもらい、
「助かった」とのこと。

ちなみに富士見町には移住者向けの支援もありますが、「お店となると、特に何もないんです(笑)」開業資金は、自分から動くことが前提になります。

Q7. なぜ移住?なぜ富士見?

飲食店勤務中、コロナで 収入がゼロに。
埼玉の団地に移るか、パートナーのご両親が先に移住していた 上田に行くか?
悩んだ末、知り合いのいる富士見を選びました。

決断から わずか3ヶ月で移住完了。
「東京の引っ越しより難しくなかった」と話してくれました。

ここがポイント:決めたら、すぐ動く。賃貸だったからこそできた素早い移住
でした。

Q8. 移住の先輩から、これからの人へ

「何をしたいかを明確にすること。生きていくにはお金が必要だから、
どう収入を得るかをちゃんと考えておくこと。

田舎だからどうにかなる、は絶対にない!最後は世の中、銭やで〜!」
笑いながらの言葉ですが、現場のリアルがにじみ出ていました。

インタビューを終えて

ペロさんは元気いっぱいで話が面白く、とてもチャーミングな方でした。
理想に向かってじっくり考え、着実に形にしていく 実直さ も印象的です。

改修費が予算を超えても「お店なので、かけるところはかける」と言い切れるのは、自分の理想の店がはっきり見えているからだと感じました。

友人の絵を飾ったり、ギャラリーとしてイベントを開いたり、友人を自宅に招いたり、人の温かさにも触れる時間でした。
夢は あと2軒、お店を持つこと。

そして、こんな言葉を残してくれました。
「商店街が元気なら、町も元気」

【Heptapod】
 住所:〒399-0214 長野県富士見町落合9984 664

【8weeks Fujimi】
宿泊料金:1泊から予約可能(20,000円~)
・2名様2泊40,000円~(清掃代込み)
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