自然豊かな富士見町の景色を見て、「こういう環境で子供を育てられたら」そう思って移住を検討する人は多いかもしれません。しかし一方で、自分の希望ではなく移住を決断する人もいます。今回は子育て真っ盛りの時期に訳あって東京から富士見町へ移住を決めた、小林侑希子さん(48歳)にお話を伺いました。


突然訪れた富士見町移住計画
富士見町で暮らす以前は東京で仕事をしていたという小林さん。
忙しい生活ながらも快適な都会生活を楽しんでいた所、富士見町に住む義父が亡くなり、義母が1人になってしまったのを機に、富士見町への移住を検討することに。
「何度か訪れていた富士見町ではありましたが、都会の生活に慣れていたこともあり、田舎での不便さを想像すると移住のイメージがなかなかつかめませんでした。ところが2人目の妊娠を機に子育て環境について見つめ直すようになりました。自分の子供だった頃を思い返してみると、自然豊かな地に育ち、遊ぶといえばいつも外を駆け回って遊んでいました。虫を捕まえたり、泥んこ遊びをしたり・・・常に自然と共にあった子供時代でした。」
家族が増えることを考えた時、果たして子供達にとって幸せなのは?もしかしたら富士見町での暮らしは子供達を育てる環境に適しているのかもしれない。次第に小林さんの移住へのイメージが膨らんでいきました。
都会とは違う生活スタイルに最初は戸惑いのスタート
富士見町への移住計画は順調に進み、富士見町での暮らしが始まります。
どこまでも広がる空、澄み切った空気、八ヶ岳の雄大な山々が小林さん一家を迎えてくれました。しかし、住み始めてまず困ったのが車での生活。運転をする機会がほとんどなかった小林さんですが、富士見町では車を出さなければ用事ができないことに気づきます。10分ほど車を出せばスーパーはありましたが、閉店時間は早く、思うように欲しいものが手に入らない・・。
また、東京のように街を歩いている人も少なく、次第に積もって行く不安。
「ここで知り合いはできるだろうか?」
いつの間にかカルチャーショックを受けている自分がいました。


移住者の多さに驚きました
どこかに出かけてみよう。
そう思い立った小林さんは、子育てを支え合う子育てひろばや公園など、少しずつ行動範囲を広げていくことに。また、子供が幼稚園に入園すると、保護者同士の会話も増えていき、徐々に知り合いが増えていった時に気づいたのが、県外からの移住者の多さ。
「知り合った仲間の半分以上が移住者でした。富士見町の環境で子育てをしたくて移住してきた人、富士見町で仕事をしたくて移住してきた人、結婚を機に移住してきた人、それぞれ理由は様々でしたが、移住をした人と地元育ちの人が混じり合い、子供の話をしたり、悩みを相談するようにもなりました。時には漬物や味噌など、仲間と手作りを楽しむ機会も増えました。」
そう思い立った小林さんは、子育てを支え合う子育てひろばや公園など、少しずつ行動範囲を広げていくことに。また、子供が幼稚園に入園すると、保護者同士の会話も増えていき、徐々に知り合いが増えていった時に気づいたのが、県外からの移住者の多さ。
「知り合った仲間の半分以上が移住者でした。富士見町の環境で子育てをしたくて移住してきた人、富士見町で仕事をしたくて移住してきた人、結婚を機に移住してきた人、それぞれ理由は様々でしたが、移住をした人と地元育ちの人が混じり合い、子供の話をしたり、悩みを相談するようにもなりました。時には漬物や味噌など、仲間と手作りを楽しむ機会も増えました。」
食材を手作りする良さに気づきました
「仲間と集まると、手作り料理を持ち寄る人が多いですね」
そう話す小林さん。朝に焼いた自家製パン、自家製漬物、畑で取れすぎた野菜を使った一品など、手の込んだもの、というよりも“家に余っていたから持って来たよ”というような感覚で持ち寄ることが多いそうです。
「自家製の野菜を育てている人が多く、採りたて野菜を余るほどもらうことがあるんです。どうやって消費するか、試行錯誤をしている中で手作りの良さに目覚めていったのかもしれません。」


味噌を作ろうなんて考えたこともなかった
「数年前に仲間と始めた味噌作りは今や毎年の恒例行事になりました。」
そう話しながら今年も仲間と味噌作り。大豆は地元産のものを使用し、麹の割合や塩の量も各家庭で調整します。手作り味噌は市販のものより豆の香りが立って味も香りも格別、何より家族に安心して食べてもらえるのが嬉しいそうです。
「味噌作りはね、1人でやるより仲間とやる方が絶対に楽しいです!」
同じく富士見町に住む仲間と楽しそうに作業が進んでいきます。東京にいた頃は、味噌作りに興味を持つこともなかったと話す小林さん。
「もし富士見町に来ていなければ、私が味噌を作ることはなかったですよ」
そう話しながら今年も仲間と味噌作り。大豆は地元産のものを使用し、麹の割合や塩の量も各家庭で調整します。手作り味噌は市販のものより豆の香りが立って味も香りも格別、何より家族に安心して食べてもらえるのが嬉しいそうです。
「味噌作りはね、1人でやるより仲間とやる方が絶対に楽しいです!」
同じく富士見町に住む仲間と楽しそうに作業が進んでいきます。東京にいた頃は、味噌作りに興味を持つこともなかったと話す小林さん。
「もし富士見町に来ていなければ、私が味噌を作ることはなかったですよ」




作業をしながらの楽しそうな会話は途切れることがなく、笑い声が響きます。
「ねえ、次は豆腐を作ってみない?」
「あ、いいね。うん、作ろう!」
「手作りが美味しいのはみんなわかっている。でも、やろうとするまでがハードルが高いのかもしれない。富士見町に来て、そのハードルが一気に下がった気がします」
最初は戸惑った移住でしたが、暮らしてみると仲間に恵まれ、手作りの良さに目覚め、生活も豊かにしてくれたようです。


「富士見町に移住して正解でした」
彼女の満面の笑顔は八ヶ岳の澄んだ空に似合い、自信に満ち溢れていました。
彼女の満面の笑顔は八ヶ岳の澄んだ空に似合い、自信に満ち溢れていました。
富士見町では積極的に移住したい方のサポートをしております。 移住に興味のある方、一度訪れてみたい方は是非こちらからお問い合わせ下さい。
富士見町役場 総務課 企画統計係
TEL:0266-62-9332
Email:kikakutoukei@town.fujimi.lg.jp