富士見町発の天然素材を使った無添加石けんブランド「HOUR」

富士見町で、手作りの無添加石けんブランド「HOUR」を立ち上げた小古間かずささん。
2015年に富士見町の『ホームオフィス計画』というプロジェクトをきっかけに、富士見町に移住。移住のきっかけは、富士見町の特産品であるひまわり油だったとの事。

「富士見町のひまわり油を使って富士見町発の石けんが作りたい。」

そんな地産地消を大切にする小古間さんの、富士見町の土地と素材にかける想い。
その先には、富士見町ならではの大きな可能性が満ちていました。

富士見町に移住し、この町でオリジナルブランドを作るきっかけ。

富士町に移住する前は、横浜と東京で暮らしていた小古間さん。

手作り石けんは素材が命。
ここ富士見町の土地の風土だからこそできる素材で、生産者さんの顔がみえるものをと、石けんの元となる素材探しをしている時に出会ったのが、富士見町の特産品であるひまわり油。
「ひまわり油を使って石けんを作りたい。」こうして2015年、富士見に移住。暮らしながら、無添加石けんの製造をスタートしました。

石けんづくりに欠かせない富士見町の3つの素材との出会い

「移住してから、次に出会ったのは『はちみつ』です。高校生が養蜂をやっていることを聞き、これは石けんにできると思いました。富士見で商品化した第一号です。
そして活動を行う中、無農薬で薔薇を育て、蒸留まで行っている地元のバラの生産者さんとの出会いがありをきっかけに、『ローズウォーター』を使った石けんのアイディアが浮かびました」
こうしてここ富士見町で『ひまわり・はちみつ・薔薇』の3つの素材が集まりました。一つ一つ生産者さんの顔が見えるもの。種まきから収穫まで、土地の様子や水の良さも伝えられる素材でできています。

「富士見に移住するまで、こんなに素晴らしい素材がある土地だとは思いませんでした。活動していく中で出会ったものばかりです。」

富士見町での大きな転機

個人で化粧品として石けんを作る一番の壁は、製造する場所を確保すること。どれだけ良い素材を使っても、許可された場所で製造しないと化粧品として販売できないという課題を抱えていました。 そんな中、なんと化粧品の製造工場が富士見町に出来る事に。 まさか富士見で化粧品が作れる環境になるとは、移住当初は思いもしないことでした。これは何かの縁だと、断られるのを覚悟して化粧品会社の方に会いに行った小古間さん。 尋ねた化粧品製造会社、(株)ピノーレさんで、「地元産の化粧石けんを作ろう」と快くお声がけしていただき、石けん作りを始めてからの長年の課題が、富士見町で叶うこととなりました。
「こうして、石けん作りの環境が整いました。もともと素材が揃っている場所に飛び込んだのではなく、こちらに移住して活動していく中で、様々な人との出会いから繋がって自然と整っていったのは自分でも驚きでした。」

メイド・イン・富士見町の新しい石けんブランド『HOUR』の誕生

良い素材と、製造する場所が整い、最後の砦は商品化をするにあたり大切なのはその商品の魅力を最大限に引き出すブランディング。
パッケージデザインやネーミングをどうするか。

そんな時に支えとなったのが森のオフィス。
新しく作る石けんは、ここ富士見町を拠点にしているデザイナーの方たちと一緒に作りたい。そんな想いから森のオフィスのスタッフを中心にチームを立ち上げる事に。
こうして、ついに富士見町発の無添加石けんブランド「HOUR」が誕生しました。

良い素材がある。作る場所がある。デザインする人がいる。

「石けんを作りたいと考えたときに、富士見町の中で繋がった縁で、実現することができました。今回の経験は、私にとっても、富士見町にとっても、可能性が広がることだと思いました。」

『この町の中だけで商品化する』という可能性が、富士見町にはあるのです。
個々の力が寄り集まって一つのものが出来た、という可能性を、もっと多くの人に感じてほしい。そして、それが続いていくことに興味を持ってもらいたいと、小古間さんはいいます。

小古間さんの作った、メイド・イン・富士見町の新しい石けんブランド『HOUR』は、「時間」という意味と、「みんな」という意味があります。
一人では出来ないことも、みんなでやればできるということのきっかけになってほしい。そんな願いを込めて『HOUR』と名付けられました。
『ひまわり・はちみつ・薔薇』の石けんは、同じ製法で作られていても、一つ一つ使い心地が全く違います。一つ一つに富士見の風土と時間、丁寧に育てた人の想いがぎゅっと詰め込まれている、優しい石けんです。

「この石けんの素材となる、ひまわり畑にもぜひ訪れてもらいたい、はちみつも食べに来てもらいたいです。」

小さな町にこんなに多才な人々が集う富士見町。
今回の小古間さんの石けんのように、自然豊かな土地や様々な才能が集まる森のオフィスをきっかけに、この土地ならではの新しい商品やサービスが今後も生まれるであろう富士見町。

そんな可能性を感じられた方は是非富士見町にお越し頂いては如何でしょうか?
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小古間さんの石けんブランドはこちら

富士見町の風土だからこそできる石けんを作りたい。
この土地に寄り添い、四季の移り変わりを感じながら、一つ一つ丁寧に。
ゆっくりと時間をかけて。
こうして生まれたのが、富士見町で採れた天然素材だけを使った手作り石けんです。

WEBサイト
https://www.atelier-scramble.com/
富士見町では積極的に移住したい方のサポートをしております。 移住に興味のある方、一度訪れてみたい方は是非こちらからお問い合わせ下さい。

富士見町役場 総務課 企画統計係
TEL:0266-62-9332
Email:kikakutoukei@town.fujimi.lg.jp

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