町長が語る富士見町の素晴らしさとは?

4月9日に、東京の銀座NAGANOというシェアスペースにて、長野移住イベント〜八ヶ岳の麓で子育て/アウトドアを楽しむ〜という催しが開かれました。この催しでは、名取重治富士見町町長 自ら、富士見町の魅力をたっぷりとお話しました。

富士見町は、とても魅力のある町です。

「その魅力の一つが、四季折々違った顔を見せてくれる美しい自然の風景です。
八ヶ岳、南アルプスに囲まれ、その下に広がる春の桜、初夏の田植え、夏のそば畑、向日葵畑、秋のコスモスと稲刈り、冬は田んぼに張った氷がスケートリンクになります。
毎年恒例のどんど焼き。田んぼの中のどんど焼きの火は、とても迫力があります。
見渡すかぎりに広がる風光明媚な景色は、訪れる人々の心を癒やしてくれることでしょう。

若い世代の移住者が増えています。

また近年は、若い世代の新規就農者が、多く富士見町に移住してきています。
初年は、農業法人に入り研修をしながら独立を目指して、レタス、トマト、菊の花、ブロッコリー、キャベツなどの、高原野菜等を栽培するためのノウハウを身につけていきます。

農業法人とは、会社組織でやっている農場を指します。年間通じて、ハウス栽培で野菜等を作ります。ほうれん草、トマト、カーネーションなどの花を、一年中栽培することができます。オリックス、カゴメなど、農業も法人化している企業が富士見町には多くあり、たくさんの人が働いています。

高原でのワインづくり

富士見町では、ワイン用のぶどう畑も試験的に始めました。ヨーロッパからぶどうの苗を買ってきて、ブドウ栽培の研究をしています。今年で4年めになりました。
ワインは標高900mまでしか育たないといわれている中、富士見町では900~1000mの土地で育て、去年はかなり品質の良い白、赤ワインが出来ました。もう少し研究を進め、いずれは富士見町にワイナリーをつくりたいと考えています。

地球温暖化が急速に進む現在、だんだんと標高の高い富士見町の土地に、美味しいぶどう畑が広がってきているのです。
ニュージーランド原産のカシス、スグリの実の栽培も、今年で8年目になります。

この実からジャムやリキュール酒を作っています。まだ日本ではそんなに普及されされていない植物ですが、富士見町では7、8年前から栽培を始め、ノウハウもだいぶ身につき、たくさん採れるようになってきました。今後も栽培技術の蓄積をして、町の特産品として定着していくことを目指しています。

精密電子機器の町、富士見。

工業分野でも、たいへん技術力のある優れた会社が、富士見町には幾つもあります。富士見町に限らず、諏訪地方には精密電子機器の企業が、2000~3000社もあります。エプソンがその代表といえます。
また、高原病院グループ、観光事業など、富士見町の働く環境はとても充実しています。

『森のオフィス』をつくりました。

『森のオフィス』という、テレワークの拠点を富士見町でつくり、企業を誘致しました。東京と富士見町、2拠点生活での働き方ができる『森のオフィス』には、現在7つの会社が入居しています。個人で仕事している人も、現在250人ほどが『森のオフィス』に登録しています。富士見町の自然環境とアウトドアを楽しみながら、しっかりと仕事もする。そんな理想的なオフィスの形が出来ています。

ここでしか出来ない体験をしよう。

観光分野は、大きく3エリアに分かれます。

富士見パノラマリゾートのある『入笠山エリア』、富士見高原リゾートのある『八ヶ岳エリア』、そして、井戸尻考古館やグルメなどを楽しめる『街なかエリア』。
年間約80万人くらいの人々が、ここ富士見町を訪れます。

『入笠山エリア』

『入笠山エリア』は、ゴンドラで行く人々が多い場所です。山頂付近には、お花畑が広がり、湿原があり、ハイキングを楽しむ人々がたくさん訪れます。すずらん、クリンソウ、レンゲツツジなどの高原植物が咲いています。中にはたいへん貴重な植物も生息していて、『釜無ホテイアツモリソウ』という蘭の一種は、自生ではもう殆ど残っていません。
原種から種をとり苗を育て、今年で8年目。きれいな花を咲かせたその姿を、富士見パノラマスキー場にある実験植物園で、5月に見ることが出来ます。
入笠山は、花の百名山の一つに数えられています。夏のヤナギラン、秋のリンドウ。八ヶ岳、アルプス連邦が見え、晴れていると富士山も眺めることが出来ます。
4月上旬まではスキーシーズン、5月の連休の前からはグリーンシーズンといって、夏の営業が始まります。
夏の『入笠山エリア』は、マウンテンバイクが一つの大きな柱です。マウンテンバイクのコースがあり、林の中に全長約3km、東南アジア一良いコースといわれています。そのため海外からも多くの人々が訪れます。 夏の夜の星空観察、秋になるとゴンドラの下に広がる雲海も見られ、たくさんの人が訪れています。
冬の入笠山山頂まで行く、スノートレッキングも人気の一つです。

『八ヶ岳エリア』

『八ヶ岳エリア』の富士見高原リゾート。夏は白樺の林、花畑、彫刻がたくさん並んでいる創造の森は、とても眺めの良いスポットです。

富士見高原リゾートは、冬はファミリーに人気のスキー場です。東京、静岡、名古屋などからたくさんの人々が訪れます。また東京の多摩市、川崎市から、毎年たくさんの中学生がスキー教室にやってきます。
去年は、15万人ほどの人々が訪れました。
富士見高原リゾートは、『ユニバーサルツーリズム』といって、障害をもつ人、お年寄りに優しい観光地を目指し、障害をもつ人、お年寄りでもスキーができるように、創造の森まで登っていけるように、工夫がされています。長野県一『ユニバーサルツーリズム』に力を入れている観光地です。

『街なかエリア』

『街なかエリア』の井戸尻史跡公園には、蓮池があります。井戸尻考古館には、出土した貴重な土器、石器がたくさん展示されています。

『街なかエリア』とは、『入笠山エリア』と『八ヶ岳エリア』の真ん中、中央線に沿ったエリア。ここを歩くガイドツアーも用意されています。

また、高原野菜、いちご、ルバーブ、ブルーベリーなど、富士見町で取れた食材を使ったスイーツやグルメの食べ歩きのコースもあります。

桜長持ち、富士見町。

富士見町は、山梨県との県境の付近は、標高700mと諏訪湖よりも低い土地です。
役場の辺りは950m、立沢、富士見高原リゾートの辺りまで来ると標高1200mまでいくため、桜は、3月終わり頃から5月の連休の時期まで、毎年長く楽しめます。

富士見町は、ひじょうにポテンシャルのある、魅力のある町です。
是非たくさんの人に富士見町を知ってもらい、訪れてほしいと思います。」

沢山の自然に囲まれ、都内からのアクセスも丁度良い長野富士見町。これからのシーズンは特に見所も沢山です。是非一度富士見町に訪れてみては如何でしょう?

富士見町では積極的に移住したい方のサポートをしております。 移住に興味のある方、一度訪れてみたい方は是非こちらからお問い合わせ下さい。

富士見町役場 総務課 企画統計係
TEL:0266-62-9332
Email:kikakutoukei@town.fujimi.lg.jp

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