”富士見町のお宝” 発掘を町民のみなさんと一緒に。Vol:2

富士見町では今年度より、『富士見町シティープロモーション事業』を推進していくプロジェクトがスタート。

富士見町に住む、働く、学んでいるみなさんの手で 、”富士見町の魅力”を再認識するプロジェクトです。富士見町の良いところを伝えたい、富士見町のことをもっと知りたいと、多くの町民が参加しています。

今回はその第3回目。
プロジェクトリーダーの、東京大学ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム特任助教の会田大也さんをはじめ、外部有識者メンバーの皆様。そして、今回のシティプロモーションの主役は【町民のみなさん】という趣旨の元、地元の方々が集いました。

自治体ではなく、町民が主役の町民が発信していく、新しいシティプロモーションのあり方とは?

まずはじめに、町内の既存の活動の紹介。
富士見高原リゾートさん http://fujimikogen-resort.jp/ 富士見高原リゾートは、東京から約2時間の八ヶ岳の裾野にある、標高1250mの高原リゾート。
「富士見高原リゾートの辺りは、標高が1200m。

国立公園に指定されている尾瀬ヶ原は標高1400m、富士見高原リゾートは尾瀬と同等の標高があります。

尾瀬の例を踏まえ、有りのままの自然を残す・守ることがとても大切だという考えのもと、”世界に開かれた高原の文化都市” を目指し、活動を行っています。

日本人でも外国人でも老若男女問わず、誰もが訪れてみたいと思う場所作りを実践し、今では年間 7万人の人々が訪れるようになりました。
『創造の森』エリアは、車椅子の方や障害者の方も一緒に訪れることができるようにしました。
富士見高原リゾートは、”元気になって帰っていく場所” となっています。」
商工会・商業部会より
「 ”富士見町で育った子供たちが、富士見町へUターンできる” という町へ変えていきたい。(現状だと外に出た人が、60歳以降に地元に帰ってくる人が多いです。)
そのために始めたプロジェクトが『縄文ハロウィン』です。

『縄文こども委員会』というものを立ち上げ、子どもたちに縄文文化をよく知ってもらおうというプロジェクトです。井戸尻遺跡を中心に行います。」
駅前の活性化を目的に地元の同級生で会社を立ち上げた方々
「 ”昔はとても栄えていた駅前の活気をもう一度取り戻したい。”
”観光客と触れ合える場所を作りたい。その中から移住希望者が出てくれたら嬉しい。”

そんな、自ら富士見町の駅前を活性化したいという想いから、会社を始めました。その中で一つのプロジェクトとして、”地域ブランドの創出” を目指しています。
そして、一店舗でもシャッターを空けてもらう。
この目標のもと、最終的には富士見町の人口を増やしたいと考えています。」

各地方の取り組みを知る

次にプロジェクトリーダーの会田さん、外部有識者メンバーとして参加して頂いた、(有)アールホームワークス代表 今中隆介さん、株式会社MUESUM代表の多田智美さんから、各地方の事例を紹介して頂きました。
会田 大也氏
東京大学ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー
育成プログラム特任助教
会田さん「動画を作って評判を得たりするシティプロモーションもありますが、今大切なのは、その町が持つ、独自性を持ってシティプロモーションを行うこと。
この研究会を通して、動画など一過性のものではなく、町民自らが考えて、継続的に行っていけるようなプロモーションを考えていきたいと思います。」
今中隆介さん
・(有)アールホームワークス代表
・公立大学法人 秋田公立美術大学 教授
 美術学部美術学科ものづくりデザイン専攻
 大学院複合芸術研究科複合芸術専攻
今中さんは、『アーツセンターあきた』や『シェアビレッジ五城目町』など、自身が取り組んだ秋田の事例を紹介して頂きました。
「移住者と地元の町民とのコミュニケーションや、地域ならではのコンテンツが大切です。富士見町には、人も、場所も、コンテンツも揃っていると思います。可能性が広がる場所です。」
株式会社MUESUM代表多田智美さん
多田さんは、”編集する”ということについて、

「編集とは、夜空に瞬く星をつなぎあわせて星座を名づける仕事」と捉え、すでにある魅力や価値と出会い、それらを紡ぐことで、新たな物語を生み出すことを大切に、日々“編むこと”“伝えること”と向き合い、さまざまなパートナーと協働しています。」
自身が取り組んだ事例を通して、『伝えたいこと/想い』とは何か、受け取る人の視点に立つという大切さを教えてくれました。
その後、グループディスカッションに入り、”富士見町らしいシティプロモーションとは?”について、町民と講師の方々みんなで意見を出し合い、2時間はあっという間に過ぎていきました。
次回は第4回。さて、どんな意見が飛び出すか。
今後の主役はもちろんこの町に住む町民の方々です。

町民が愛する富士見町の良さを皆様にお届けしながら、富士見町の素晴らしさをより多くの方に知ってほしい。
今後の富士見町のシティプロモーションの進捗は随時ご紹介していく予定です。

乞うご期待ください。

ARCHIVE