富士見町の新規就農支援について役場の植松さんに伺ってみました。

富士見町で農業をするという事

新規就農をはじめたい。
そこでぶつかる最初の壁は、農地が手に入らない、技術が身に付かない、家が無いこと。
長野県 富士見町では、農地、農家を紹介する。技術を教える。住居の紹介をする。これをセットにして提供、支援をしています。

富士見町で農業をする、という選択を希望された方には、全力でサポートします。
しかし、まずはじめに、
農業の厳しさを知ってほしい。その上で続けていく意欲を見極めます。
面接は、相手もこちらも真剣勝負。

富士見町役場 産業課の植松聖久さんに、新規就農支援について伺いました。

富士見町役場 産業課 植松聖久さん

「 富士見町の新規就農支援制度は、平成22年から始まりました。当時は全国でもまだほとんどやっている自治体がなく、各業界から注目されました。
これまで約8年間で、31名の方が農業で独立しています。

農業は厳しいことを前提に。

 

気象に左右されたり、土壌状況に左右されるため、農業技術を身につけるのはなかなか容易なことではありません。
農業技術に加え、地域に定着できないと農業での成功は難しいです。そこをきちんと見極めながら31名の支援をしてきました。
現在、彼らは意欲を持って、富士見町で安定的な生産をしています。

 

標高1000m。
富士見町に合った品目を。

富士見町の特産品の切り花、菊やカーネーションを中心に就農しています。

標高1000m。富士見町は、夏涼しく、日本でも日照時間が多いエリアです。そのため非常にきれいな花が咲きます。昼夜の寒暖差が大きく、夏は昼34℃、夜17℃まで下がるため、発色、色合いが良いといわれ、花の産地として昔から発展してきました。

また最近では、野菜の産地として、夏涼しい気候を活かし、需要の多いレタス、キャベツを生産、独立していく人も多いです。

 

農業に挫折して辞めた方は一人もいない。

 

支援を始めてから今日まで、農業に挫折して辞めた方は一人もいません。
それは、農業は厳しいということを前提に、農業適性があって、地域に定着できる資質があるかを、町が見極めているからです。
毎年100人くらい、町では移住者、農業を希望する人の面接をしています。そこから一割ほどの、5〜10人を見極めて、集中的な支援をしています。

3つの重点。

農業適性を見極める際、3つのことに重点をおきます。

1、計算が出来る人。

  農業は経営が非常に大事になってきます。

2、決断が出来る人

    日々刻々と変わる気象や土壌を見極めながら、その場その場で適切な判断が出来る人。
迷う人は難しいです。良くも悪くもその場で決断が出来る人。

3、コミュニケーション力がある人

    農業は地域に定着しなければ成功は難しいです。教えてもらうベテラン農家さんの話を  しっかり聞いて、技術に活かせる人。
地域に定着するために、地域の人とのコミュニ ケーションがきちんととれる人。

この3つをしっかりと見極め、町が受け入れ、支援をしています。

面接では、その人のこれまでの経験から、3つの要素を持っているかを、瞬時に判断しています。というのも、そこで一度相談を聴いてしまうと、相手にも期待を持たせてしまうし、私たちは、その人の人生を背負うという大事な使命、役割を担っているため、断るのも、その場でお断りするようにしています。

 

自分の人生をしっかりと歩んでいくため農業を選択する。

 

農業希望者は、エンジニアさんが多いです。次は、介護の仕事をしていた人。
心にストレスを抱え、今の仕事は自分に合っていないという方が、農村部で自分で起業し、広い農地、広い自然のなかで農業をすることで、自分の人生をしっかりと歩んでいきたいという方が多いです。

地域的には、東京、埼玉、群馬、千葉など、首都圏からの移住者が多いです。

 

冬は寒い。
けれど、ここは住みやすい場所。

 

冬はやはり寒いといいます。標高が髙いため、頭痛、高山病に悩まされる人もいます。生活環境に慣れるまで大変でしょう。そして、何と言っても、農業は体力勝負です。
その上で新規就農者の皆さんは、富士見町は住みやすい場所だといいます。

農村という場所がら、昔からここに住む人たちは、こだわりがあったり、一見ぶっきらぼうに見えますが、実際は優しい人ばかり。地域の人たちに良くしてもらっています」。(植松)

富士見町で農業をするということ。
自然と向き合う仕事は、予期しない事がたくさん待ち受けています。決して平坦な道のりではないでしょう。
しかし、続けていくその道には、恵みの雨や、暖かいお日様が降り注ぎ、草木はきれいな花を咲かせ、道は、ぐんぐんとのびていきます。

のばすのは、あなた。

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